【追悼】デヴィッド・リンチ監督のオススメ映画を見やすい順にご紹介!気の狂った表現は唯一無二

デヴィッド・リンチ監督の見やすいオススメ映画 監督・俳優まとめ

どうも、こんにちは、こんばんは。えさちゃんです!

鬼才と称され、「カルトの帝王」とも呼ばれた映画監督、デヴィッド・リンチが2025年1月に旅立たれました。78歳でした。

デヴィッド・リンチにしか撮る事のできない、映画史に残る素晴らしい作品を生涯に渡り、世に送り出してくれました。デヴィッド・リンチの旅立ちは、映画ファンにとっては、とても悲しい報せとなりました。

いくつもの名作を生み出した、デヴィッド・リンチですが、凡人にはなかなかついて行けないストーリーの物も多いのは確か。

今回は、そんなデヴィッド・リンチ監督の作品を見やすい順に5本紹介します♪

もちろん、どれも大変面白く、引き込まれるストーリーになっています(^-^)

ワイルド・アット・ハート(1990)

https://filmarks.com/movies/5155

ジャンル ドラマ/恋愛

監督 デヴィッド・リンチ

出演 ニコラス・ケイジ ローラ・ダーン ウィレム・デフォー ダイアン・ラッド

デヴィッド・リンチの世界観を堪能できる&分かりやすい作品はコレ!!

『ワイルドアットハートなら、愛に背くことなかれ』という、分かりやすいメッセージ性のラブストーリーです。

もちろんただのラブストーリーじゃない!しっかりとデヴィッド・リンチ節が効いているイカれた描写や、殺し屋達。

笑ってしまうくらい狂気に満ちていて良いんです!魔女が登場したりと、少しファンタジーチックなスパイスも効いています。

毒親の頂点みたいな、母親から、ルーラは愛するセイラーと共に逃げることは出来るのか?

母親の、口紅で真っ赤にした顔が見所です♪(めっちゃコワイ)

ちなみに、ダイアン・ラッドとローラ・ダーンは実の母娘で親子共演なんです。

ローラ・ダーンとニコラス・ケイジがお似合い♪

ドライブシーンの中で、ルーラがラジオから流れるニュースがクソすぎると言って、泣き出してしまうんですが、セイラーが音楽を流している局に変えて、二人で車から降りて、踊りまくるシーンがとっても素敵。1番のお気に入りシーンです(^ ^)

エレファント・マン(1980)

https://filmarks.com/movies/25744

ジャンル ドラマ/伝記

監督 デヴィッド・リンチ

出演 アンソニー・ホプキンス ジョン・ハート

実話を基に制作された、差別や偏見に晒された青年の物語。

人間としての尊厳がいかに大切かと考えさせられる映画です。

白黒の映像で、特殊メイクと分かっていても、彼の姿に驚いてしまいました。

彼の病気を知らず、彼の姿を想像せずに出くわせば、わたしも映画に登場した人々と同じように悲鳴を上げてしまうかもしれません・・・。

彼の悲しみや、彼の人生を誰が分かると言うのでしょう。想像することさえも出来ないでしょう。

「ぼくの人生は満たされている。愛されているから。」と言った彼の言葉には涙が出ました。

「ぼくは人間だ!!」

そう、彼以外の心の醜い人間が化け物だと思います。

ラストは、”普通になりたい”と選択した、彼の意思だと感じました。

ストレイト・ストーリー(1999)

https://filmarks.com/movies/30060

ジャンル ドラマ/伝記

監督 デヴィッド・リンチ

出演 リチャード・ファーンズワース シシー・スペイセク ハリー・ディーン・スタントン

心温まるロードムービー。こんな雰囲気の作品も撮るんだと驚き!

3つ目に紹介するのは、デヴィッド・リンチのいつもの雰囲気とガラリと変わった作品。ストレイト・ストーリーです。

かっこいい&あったかいを兼ね備えたロードムービー。

主人公の老人ストレイトは、長年に渡り、兄と仲違いしている。しかし、ある日突然兄が倒れたという報せが・・・。ストレイトは、居ても立っても居られず、500km以上も離れた兄の住む街へ向かうことにする。【芝刈り機】で。

え!?!?!?芝刈り機で!?!?!?

出だしから心配でしかないのですが、大きな事件は下り坂でブレーキが効かないくらいなので安心してください(^_^)

道中で出会う人たちがみんな良い人で、触れ合いが素敵。主人公の口から語られる戦争の話や、家族の話が映像は無いのに想像できるのが素晴らしい。押し付けがましさが無くて、心に響くんです。

セリフは要らないと思わせられる、シンプルなラストに感動します。

彼のように真っ直ぐに人生を歩みたいな。

ブルーベルベット(1986)

https://filmarks.com/movies/2621

ジャンル ホラー

監督 デヴィッド・リンチ

出演 カイル・マクラクラン イザベラ・ロッセリーニ デニス・ホッパー ローラ・ダーン

アブノーマルな世界にようこそ!〜耳をひろえば〜

大学生のジェフリーが、野原で切り取られた人の耳を見つけるシーンから映画は始まります。

デヴィッド・リンチ節が爆発して、一気にこの映画の世界観に引き込まれる演出が素晴らしい。

ジェフリーが耳の真相を追い求めるうちに、犯罪と暴力、エロスとSMのアブノーマルな世界に足を踏み入れていく・・・。

ヴァイオレンスと強烈なエロスと謳われている作品ですが、ただただイかれてると思いました・・・。

「ヒットミー!」を連発するおばちゃん・・・。「もう、やめとけ!ジェフリー!」と、あなたも主人公を止めたくなるでしょう。

彼女役がジュラシックパークのローラ・ダーンなので、わたしはスピルバーグに助けを求めたくなりました。(笑)

救いのあるラストと完結したストーリーなので、難解と言われるリンチ作品の中でも見やすい方ではあると思います。

デヴィッド・リンチはもうお腹いっぱいという気分になりたい方は、ぜひこの作品を観てみてね。

マルホランド・ドライブ(2001)

https://filmarks.com/movies/24266

ジャンル ドラマ/ミステリー

監督 デヴィッド・リンチ

出演 ナオミ・ワッツ ローラ・ハリング アン・ミラー

難解!!夢か現か? 惹き込まれる映像体験

まるで支離滅裂な悪夢をずっと見させられているかのような不安な気持ちになるのに、なぜか観た人皆を虜にするような、不思議な作品です。

大筋は女優になるために田舎から出てきた女性が、交通事故で記憶を失った女性と出会い、記憶を取り戻す手助けをするってことなんだけれど・・・

初見で、全てを理解できる人はいないのではないでしょうか?

絶対に頭がよく働いている時に見てください!それでも、中盤で時系列が入り乱れ、役名も変わり、混沌の渦の中へ。

本当に全然さっぱり分かりません。笑

デヴィッド・リンチ自身が、考察のヒントを出すような作品なのですから。

ただ、ハッキリ言えることは、ナオミ・ワッツの演技が素晴らしいということ。


以上、デヴィッド・リンチ監督のオススメ作品5本を観やすい順にご紹介しました♪

映画史に残る素晴らしい作品をたくさん生み出してくれて、ありがとう。

どうか、安らかに。

ハリー・ディーン・スタントンの遺作となったラッキー(2017)という映画の中で、死について語るデヴィッド・リンチが観られます。こちらもオススメです。

https://filmarks.com/movies/74117

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